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ホワイトニングができない人や効果がない人とは?特徴とできないときの対処法を徹底解説!

ホワイトニングに興味があっても、「ホワイトニングができない人もいるの?」「ホワイトニングの効果がでないこともある?」など疑問に思っている方も多いのではないでしょうか。実は、ホワイトニングには適していない人がいます。今回は、ホワイトニングができない人や効果がない人の特徴とその対処法について詳しく解説します。歯科医院でホワイトニングができないと言われた方や効果がなかった方はもちろん、ホワイトニングを検討している方には読んでいただきたい内容ですので、ぜひ最後までお読みください。

1.ホワイトニングができない人の特徴7つ!

ここではホワイトニングができない人の特徴を7つ紹介します。
以下の7つの条件のどれかに該当する場合はホワイトニングができなかったり、おすすめできません。

1:虫歯・歯周病がある人

虫歯の穴や歯周病によって炎症を起こしている部分に薬剤が浸透すると、痛みを感じたり、症状が悪化することも考えられます。
まずは虫歯や歯周病の治療を優先し、完治してからホワイトニングを行いましょう。

2:知覚過敏のある人

知覚過敏の人は、ホワイトニング剤が歯にしみて痛みを感じる可能性があります。特に冷たいものや甘いものに敏感な方は、ホワイトニング中に痛みを感じやすいです。薬剤の濃度が低いものであればホワイトニングが可能な場合もありますが、無理をせず控えた方が良いでしょう。
まずは知覚過敏の治療を先に行い、歯の状態が落ち着いてからホワイトニングを検討することをおすすめします。

3:歯にひびが入っている人

歯にひびが入っている場合、ひび割れから薬剤が内部に浸透すると、激しい痛みを感じるだけでなく、歯の神経に悪影響を及ぼすことがあります。歯のひびが深い場合は、歯の神経が炎症を起こし歯髄炎を引き起こす可能性もあるので、ホワイトニングはおすすめできません。

4:18歳未満の人

ホワイトニングは通常18歳以上の成人を対象としています。18歳未満の人は歯の発達が未成熟であり、ホワイトニングの薬剤に対して敏感に反応する恐れがあるため、一般的に施術ができません。
将来的な歯の健康を考えると、成長期が終わるまでホワイトニングは避けた方が良いでしょう。

5:妊娠中、授乳中の人

妊娠中や授乳中の方は、ホワイトニングの薬剤が胎児や乳児に影響を与える可能性があるため、ホワイトニングは控えた方が良いです。また、妊娠中はホルモンバランスの変化により、歯茎が腫れやすくなったり唾液の分泌量が低下したりします。そのため、虫歯や歯周病が発生しやすくなります。口内トラブルを悪化させないためにも、安全を考慮してホワイトニングは控えた方が良いでしょう。
出産後、授乳が終わった後にホワイトニングを受けることをおすすめします。

6:光線過敏症の人

光線過敏症とは、健康な人では問題のない光でも日光の量に反応して赤みやかゆみ、腫れが出る症状のことです。オフィスホワイトニングでは歯を白くするために、ブルーライトの光を照射します。これは日光に含まれる紫外線とは異なる光ですが、光過敏症の方が受けると皮膚や粘膜が赤く腫れたり、かゆみが生じたりする可能性があるので避けた方が良いでしょう。

7:無カタラーゼ症の人

無カタラーゼ症とは、体内で酵素の一種であるカタラーゼという物質を作ることができない先天的な疾患です。カタラーゼは過酸化水素を水と酸素に分解する働きがあります。ホワイトニングの薬剤には過酸化水素が含まれており、無カタラーゼ症の方はこれを分解することができず、口内の疾患を引き起こしてしまう可能性があります。また、ホワイトニング剤を誤飲してしまった場合、重篤な疾患につながる恐れがあります。そのため、無カタラーゼ症の方は残念ながらホワイトニングを受けることはできません。

2.ホワイトニングができない歯もある!

ホワイトニングは、すべての歯に効果があるわけではありません。ここではホワイトニングができない歯の種類について解説します。

1:詰め物や差し歯などの人工歯

ホワイトニング剤は神経の通っている天然歯にしか反応しないため、詰め物や差し歯などの人工歯には効果がありません。変色した差し歯を白くすることはできませんが、表面の汚れであれば歯科医院のクリーニングで落とすことはできます。また、ホワイトニング後は人工歯と天然歯の色の差が目立つことがあります。このような場合、歯の白さに合わせて差し歯を入れ替えたり、詰め物を白く詰め替えてもらったりする方法があります。

2:歯の神経がなくなった失活歯

歯の神経がなくなった失活歯は、時間が経つにつれて徐々に黒く変色してきます。このような歯はホワイトニング剤に反応しにくく、十分な効果が得られません。
失活歯を白くしたい場合は、ウォーキングブリーチという内部から行う漂白方法が適しています。また、被せ物やラミネートべニアなどの方法もあります。

3:テトラサイクリン歯

テトラサイクリン歯とは、テトラサイクリン系の抗生物質を服用したことによってグレーっぽく変色した歯のことをいいます。子どもの頃に服用した場合、歯の内部に色素が沈着し、通常のホワイトニングでは改善が難しいことがあります。
そのため、ホワイトニングだけではなくラミネートべニアなど、ほかの審美歯科治療を検討する必要があります。

3.ホワイトニングができないときはどうする?主な対処法

ホワイトニングができない場合でも、美しい歯を手に入れる方法はあります。ここではホワイトニングができないときの対処法を紹介します。

1:虫歯や歯周病の場合は治療を受ける。

ホワイトニングの前に、虫歯や歯周病をしっかりと治療することが重要です。これにより、口腔内の健康を取り戻し、ホワイトニングの施術を安全に受けられるようになります。歯科医院で定期的に検診を受け、歯や歯茎の状態を確認してもらうことも大切です。

2:歯科医院でクリーニングをする

歯科医院でのクリーニングは、歯表面の着色汚れを効果的に取り除くことができます。タバコやコーヒー、ワインなどによる表面の汚れを取り除くだけで、歯を本来の白さに近づけることができます。
見た目の美しさだけではなく、虫歯や歯周病の予防のためにもクリーニングを定期的に受けることをおすすめします。

3:ホームホワイトニングをする

過酸化水素や光照射が原因でホワイトニングができない場合、ホームホワイトニングであれば行えます。ホームホワイトニングは歯科医師の指導のもと、自宅で歯を白くする方法で、過酸化水素ではなく過酸化尿素という薬剤を使用します。そのため、無カタラーゼ症の方でも問題なく受けられます。また、光照射を行わないので光線過敏症の方も可能です。ホームホワイトニングの方が濃度が低いので、知覚過敏の方や歯にひびが入っている方でもできることがあります。

4:セラミック治療を受ける

セラミック治療とは、陶材(セラミック)を使った詰め物や被せ物による審美治療の一つです。歯を削り、その上にセラミックの被せ物を装着します。また、歯の表面のエナメル質を一層削ってセラミック製のチップを貼り付けるラミネートべニアという方法もあります。経年劣化しにくく、長期間美しさを保つことができるため、ホワイトニングが難しい場合の選択肢として非常に有効です。

5:ホワイトニングサロンを利用する

ホワイトニングサロンで使用されているホワイトニングジェルには、過酸化水素などは配合されておらず、化粧品や食品にも配合されている酸化チタンや、ホワイトニング歯磨き粉に配合されているポリリン酸ナトリウムなどが配合されているので、過酸化水素が原因で受けられない方には利用可能です。
ホワイトニング効果は歯科医院で受けるホワイトニングよりも低いですが、気軽に利用できるのでおすすめです。

4.まとめ

今回は、ホワイトニングができない人と効果のない人、その際の対処法について解説しました。
ホワイトニングは歯をより白くすることはできますが、誰でも受けられる治療ではありません。ホワイトニングができない人や歯の特徴を理解することで、安全に歯を白くする方法を選べます。ホワイトニングができない場合でも、ほかの対処法に取り組むことで、美しい白い歯を手に入れることが可能です。自分の歯や口腔内の状況を把握し、最適な方法で歯の美しさをキープしましょう。

ホワイトニングを検討されている方は、歯科衛生士在籍の「ホワイトニング専門店 Brilliant」にお気軽にご相談ください。