歯並びが悪くてもホワイトニングできる？矯正治療とホワイニング、どちらが先？

オフィスホワイトニングの場合は、ホワイトニングの薬剤を歯の表面に塗布し、LEDライトを照射して歯を白くしていきます。
歯並びが悪く歯が重なっていると、薬剤を塗布しにくい箇所が出てきたり、LEDライトが当たらない箇所があるなどして、色ムラが出る可能性があります。
ほとんどの場合、歯並びが悪くても問題なくホワイトニングはできますが、歯並びが悪いことで仕上がりが左右される可能性はゼロではありません。

歯並びが良くない場合、歯並びが悪い部分にはプラークが溜まりやすいため、施術前に行うクリーニングは、より入念に行わなければいけません。
歯にプラークが残っている状態だと、ホワイトニングの薬剤における効果が半減します。
そのため、ホワイトニング前には必ずクリーニングを行いますが、歯並びが悪い場合はクリーニングの時間が長くなりやすいです。また、しっかりクリーニングを行っても、歯が重なっている部分などはプラークを落としにくい可能性があります。
こちらも、仕上がりにムラが出やすい理由の一つです。

ホワイトニングと歯列矯正の、どちらを先にするべきという決まりはありませんが、歯列矯正で歯並びを整えてからホワイトニングを行うことをおすすめします。

矯正装置がついていることによって、歯磨きが難しく口腔内を清潔に保ちにくくなり、着色汚れが付着しやすくなります。せっかくホワイトニングをしても、またすぐに歯が黄ばんでしまう可能性が高いです。

また、装置が装着されている間は、ホワイトニングを行っても効果が均等に現れないため、ムラのある仕上がりになることがあります。
そのため、歯並びをきれいにした後にホワイトニングを行う方が、効率良く歯を白くすることができます。

以下の歯列矯正の種類によっては、ホワイトニングと同時進行も可能です。

・ワイヤー矯正（裏側）
ワイヤー矯正（表側）の場合は、装置が歯の表面を覆っているため、ホワイトニング剤を歯全体に塗布することができず、装置の装着部分と未装着部分で色の差が出てしまい、不均一な仕上がりになることがあります。
ですが、ワイヤーが歯の裏側に装着されている場合は、歯の表面にホワイトニング剤を均一に塗布することができるので、オフィスホワイトニングの場合のみ支障なく同時に行うことができます。(※ホームホワイトニングはできません)

・マウスピース矯正
マウスピース矯正は、装置自体を取り外すことはできるため、歯列矯正期間中でも問題なくホワイトニングの施術を受けることができます。
なお、歯の表面にアタッチメントというプラスチック製の突起物が装着されている場合には、仕上がりにムラができてしまう為おすすめできません。