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ホワイトニングはしみる!?しみる原因と対処法についてを徹底解説!

明るく白い歯を手に入れられるホワイトニングですが、「しみる」「痛い」という声を聞いてホワイニングをためらっている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

ホワイトニング後に生じるしみたり痛いなどの症状は個人差があり、全ての方に出るわけではありませんが、様々な原因によってはしみる可能性が出てきます。

今回は、ホワイトニング後にしみる原因と、しみた時の対処法についてをご紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください。

1.ホワイトニングで歯がしみる原因

ホワイトニングで歯がしみるかどうかは個人差があります。すべての人が必ずしみるというわけではありません。

歯はエナメル質・象牙質・神経(歯髄)という三層構造になっており、エナメル質は歯の表面を覆っている非常に硬い層であり、象牙質はその内側にある柔らかい層です。象牙質はエナメル質に比べて柔らかく、多くの神経が集まっているため、刺激を受けやすい部分です。

歯の外側にあるエナメル質にはペリクルという保護膜があります。ペリクルは、歯を刺激から守る役割を持っています。ホワイトニングで使用される薬剤にはこの保護膜を剥がす作用があり、保護膜が剥がれることで、歯は刺激を感じやすくなります。ペリクルは24~48時間ほどで再生されるため、しみる症状は一時的です。

では、どんな人がホワイトニングで歯が刺激を受けやすく、しみやすいのでしょうか。ここでは、ホワイトニングで歯がしみる原因について解説していきます。

1:歯が削れている

ホワイトニングでしみる原因の一つに、歯が削れていることが挙げられます。

歯の外側にあるエナメル質が削れていると、ホワイトニングで使用される薬剤が象牙質に刺激を与えやすくなり、しみる原因となります。

歯が削れる原因は以下の3つが考えられます。

【歯ぎしり、食いしばり】
歯ぎしりや食いしばりは歯が削れる原因となりますが、これらは癖になっている場合が多く、自分では気づかないことが多いです。

【酸蝕症(さんしょくしょう)】
酸蝕症は酸性の飲食物の過剰摂取や逆流性食道炎で胃酸が口まで逆流したときなどに、酸によって歯が溶け、すり減りやすくなる現象のことです。

【研磨剤入りの歯磨き粉を使っての磨き過ぎ】
市販の歯磨き粉の中には研磨剤入りの歯磨き粉もありますが、これを使って歯を強く磨きすぎると、歯が削れることがあります。

上記いずれかの原因によって歯が削れている場合、ホワイトニングでしみやすくなっているため注意しましょう。

2:歯にひびが入っている

歯にひびが入っていると、ホワイトニングでしみることがあります。

歯のひび割れの原因は以下の通りです。

【歯ぎしり・食いしばり】
歯ぎしり、食いしばりなどで歯に強い力がかかったときにひび割れが起こることが多いです。

【噛み合わせ】
歯に負荷をかける原因としては、噛み合わせの問題も考えられます。

【外傷によるもの】
転倒や交通事故などの外傷、固い食べ物を食べたときの衝撃が原因で歯にひびが入ることもあります。

3:虫歯がある

虫歯で歯の表面のエナメル質が欠けている場合や、穴があいている場合、ホワイトニングで歯がしみる可能性が高いです。虫歯であいた穴が小さくても、ホワイトニングジェルが浸透して象牙質を刺激します。
虫歯がある場合は、ホワイトニングよりも虫歯の治療を優先しましょう。
適切な治療後にホワイトニングをすることで、薬剤によって歯がしみるリスクを抑えられます。

4:歯周病で歯の根が露出している

歯周病によって歯茎が下がって歯の根が露出していると、ホワイトニングでしみる可能性が高いです。
歯の根にはエナメル質がなく、象牙質がむき出しの状態になっており、ホワイトニング剤による刺激がそのまま伝わってしまいます。
歯周病も虫歯と同様、ホワイトニングよりも優先して治療を進めましょう。

5:濃度の高いホワイトニング剤の使用

濃度の高いホワイトニング剤を使用した場合、刺激を感じやすくなります。
濃度の低いホワイトニング剤を使用することで、しみるのを予防できる可能性が高いです。

2.ホワイトニングでしみるときの対処法

ホワイトニングでしみるときは、以下の対処法を試しましょう。

・歯磨き、うがいをする
・ホワイトニング後24~48時間は刺激のある食べ物を避ける
・痛み止めを飲む
・フッ素ジェルを使う

ここでは上記4つの対処法についてそれぞれ詳しく解説します。

1:歯磨き、うがいをする

ホワイトニングでしみたときは、歯磨き・うがいをして刺激の原因となっているホワイトニング剤を落としましょう。
しみている部分は特に丁寧に磨き、口の中を清潔にすることが大切です。

ホワイトニング後にしみるのは基本的に、知覚過敏による一時的な症状のため、知覚過敏に有効な歯磨き粉を使用して歯磨きをするのもおすすめです。
知覚過敏用の歯磨き粉には、神経を鈍くさせる硝酸カリウムや、神経まで到達する道を塞ぐ乳酸アルミニウムなどの成分が含まれ、痛みを緩和する効果が期待できます。

2:ホワイトニング後24~48時間は刺激のある食べ物を避ける

ホワイトニング後24~48時間は、刺激のある食べ物を避けるようにしましょう。ホワイトニング後の一時的な知覚過敏の状態では、少しの刺激でも痛みを感じることがあります。
避けたほうがよい食べ物は以下の通りです。

・香辛料などの刺激があるもの
・冷たいもの
・熱いもの
・酸性のもの
・甘いもの

症状が落ち着くまでは上記のような食べ物は避け、できる限り歯に刺激を与えないようにする事が大切です。

3:痛み止めを服用する

しみる症状は通常数時間〜24時間程度で治まることが多いですが、痛みの感じ方には個人差があるため、耐えがたい痛みを感じる場合もあります。
この場合は痛み止めを服用することで、すぐに落ち着くケースが多いです。

市販されている痛み止めでも問題ありません。

4:フッ素ジェルを使う

ホワイトニングでしみるときは、フッ素ジェルを使用するのもおすすめです。
フッ素にはエナメル質を強化してしみるのを防ぐ効果があり、痛みの軽減につながる可能性があります。

高濃度フッ素ジェルは歯科医院で購入可能で、詳しい使用方法も教えてもらえるため、基本的に歯科医院で購入するとよいでしょう。
近年では、高濃度フッ素ジェルは市販でも購入可能になっています。歯科医院をすぐに受診できない方は、ドラッグストアやインターネットで購入できます。目安としてはフッ素1,000ppm以上の高濃度の製品を選ぶのがおすすめです。

4.まとめ

今回はホワイトニングでしみるときの原因と対処法について解説しました。

ホワイトニングでしみる原因としては、歯が削れている、歯にひびが入っている、虫歯や歯周病があるなどが挙げられます。

虫歯や歯周病がある状態でホワイトニングを受けると、施術後にしみてしまう可能性が高いため、先に虫歯や歯周病の治療を終わらせることをおすすめします。

ホワイトニングでしみるのを予防したい場合は、普段から知覚過敏用の歯磨き粉を使用したり、ホワイトニング剤の濃度を調整してもらい、しみる症状を予防しながら美しく白い歯を目指しましょう。

ホワイトニングでお悩みがある方は、歯科衛生士在籍の「ホワイトニング専門店 Brilliant」にお気軽にご相談ください。

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