「着色が気になるからホワイトニング用歯磨き粉を使いたい!」と思ってはみたものの、種類が多すぎてどの歯磨き粉を選んだらいいのかわからない、また、「ホワイトニング用歯磨き粉を使うと本当に歯が白くなるの?」など、ホワイトニング用歯磨き粉の効果がどこまであるのか疑問に思う方も多いかと思います。そんな方のために、歯科衛生士がホワイトニング用歯磨き粉の期待できる効果と選び方のポイント、効果的な磨き方までしっかり解説いたします。これからホワイトニング用歯磨き粉を使ってみたいと思っている方は、ぜひ読んでみてください。
1.ホワイトニング用歯磨き粉の成分
ホワイトニング用歯磨き粉は沢山の種類があるため、どんな歯磨き粉が一番効果があるのか購入する際に迷ってしまう方が多いかと思います。ここでは、ホワイトニング効果が期待できる成分とそれぞれの効果について、また、注意が必要な成分についてもご紹介します。歯磨き粉を購入する際に裏側の成分表を見て、どんな成分が入っているのかを確認しながら、こちらで紹介する成分を参考にしてみてください。
1:ポリリン酸ナトリウム
ポリリン酸ナトリウムは歯の表面に付着した汚れや着色物を効果的に取り除き、歯を明るく白く見せる効果が期待されています。また、歯の表面をコーティングして汚れの付着も防ぎ、口臭や歯周病の予防にも効果が期待されます。
2:ポリエチレングリコール(PEG)400
ポリエチレングリコール(PEG)は、水と油を混ぜ合わせる力が強く、歯磨き粉の質感が向上し、滑らかにして使いやすくします。保湿性もあり、お口の中の乾燥を防ぎます。また、タバコのヤニを浮かせて除去しやすくする性質があります。これは、PEGが水にも油にもなじみやすいためです。汚れが剥がれやすくなり、歯を清潔に保つことができます。
3:ハイドロキシアパタイト
ハイドロキシアパタイトは歯の表面をなめらかにし、汚れを付着しにくくする成分です。歯垢や着色の汚れは歯の表面にできた細かい傷により、歯に付着しやすくなります。微粒子が着色の付く原因となる歯の表面の細かい傷を修復し、汚れや着色が付きにくいなめらかな歯面にする効果が期待できます。
4:研磨剤に注意!
市販のホワイトニング用歯磨き粉を選ぶ際に、注意したい成分は「研磨剤」です。研磨剤は、粒子が硬いものや大きいもの、配合量が多いものでは高い着色除去効果は期待できますが、同時にエナメル質を削ってしまったり、歯を傷付けてしまう恐れもあります。また、研磨剤によって歯の表面が削れて薄くなると、外部刺激に弱くなり知覚過敏が出てきてしまうことがありますので注意が必要です。
研磨剤として、以下の成分が含まれている歯磨き粉を選ぶのは避けましょう。
・炭酸カルシウム
・無水ケイ酸
・リン酸水素ナトリウム など
歯を傷付けないためにも、なるべく研磨剤無配合なものや、低研磨剤の歯磨き粉を選びましょう。
研磨剤として、以下の成分が含まれている歯磨き粉を選ぶのは避けましょう。
・炭酸カルシウム
・無水ケイ酸
・リン酸水素ナトリウム など
歯を傷付けないためにも、なるべく研磨剤無配合なものや、低研磨剤の歯磨き粉を選びましょう。
5:ラウリル硫酸ナトリウム(発泡剤)
発泡剤として「ラウリル硫酸ナトリウム」が含まれている歯磨き粉で歯磨きをすると、すぐにお口の中が泡でいっぱいになってしまうため、磨けていないのに磨けた気分になってしまいます。磨き残しが出てしまう可能性があるため、できるだけ含まれていない歯磨き粉を選ぶのがおすすめです。
2.ホワイトニング用歯磨き粉の効果とは?
ホワイトニング用歯磨き粉を使えば歯が白くなる、とお考えの方も多いのですが、使い続けてもなかなか効果を実感できない方もいます。ここではホワイトニング用歯磨き粉で効果が期待できるケースと、できないケースをご紹介いたします。
1:ホワイトニング用歯磨き粉で効果が出る人
ホワイトニング用歯磨き粉には歯の黄ばみや着色汚れを落としてくれる成分が入っているので、見た目を白くする効果があります。ただし本来の歯の色に近づけることはできますが、元々の歯の色以上に白くすることはできません。本来の歯の色以上に白くしたい場合はホワイトニング施術をおすすめします。
ホワイトニング用歯磨き粉で効果を発揮できるのは、主に以下のようなケースです。
・コーヒーやカレー、赤ワインなどの日常生活での飲食物による表面の着色汚れ
・タバコのヤニ
・歯磨き不足による汚れ
このように、歯の表面に付着している汚れに対しては、ホワイトニング用歯磨き粉でも十分に効果を感じられるでしょう。
ホワイトニング用歯磨き粉で効果を発揮できるのは、主に以下のようなケースです。
・コーヒーやカレー、赤ワインなどの日常生活での飲食物による表面の着色汚れ
・タバコのヤニ
・歯磨き不足による汚れ
このように、歯の表面に付着している汚れに対しては、ホワイトニング用歯磨き粉でも十分に効果を感じられるでしょう。
2:ホワイトニング用歯磨き粉で効果の出ない人
歯の表面の汚れには効果を発揮する一方、ホワイトニング用歯磨き粉で効果が出ないケースがあります。それは、歯の表面だけの黄ばみではない場合です。
以下のような場合は、ホワイトニング用歯磨き粉では効果を出すことができません。
・歯の表面の内側にある象牙質による黄ばみ
・加齢による黄ばみ
・むし歯による変色
・白い詰め物や被せ物の劣化による変色
ホワイトニング用歯磨き粉で効果を発揮できるのは歯の表面に付着した着色汚れのみです。
以下のような場合は、ホワイトニング用歯磨き粉では効果を出すことができません。
・歯の表面の内側にある象牙質による黄ばみ
・加齢による黄ばみ
・むし歯による変色
・白い詰め物や被せ物の劣化による変色
ホワイトニング用歯磨き粉で効果を発揮できるのは歯の表面に付着した着色汚れのみです。
3.ホワイトニング用歯磨き粉のおすすめ3選
ホワイトニング用歯磨き粉に含まれる、汚れを落とす際に効果的な成分を前述で紹介しましたが、実際どの歯磨き粉が白くするのに効果があるのかを知りたい方のために、当サロンが厳選してお客様にもおすすめしているホワイトニング用歯磨き粉を3つご紹介いたします。
1:ルシェロホワイト プレミアムケア
まずご紹介するのは、「ルシェロホワイト プレミアムケア」です。
①着色汚れを分解して浮かして落とす、「弱アルカリ性」のペースト
歯の着色汚れは中性の歯磨きペーストよりも弱アルカリ性のペーストの方が1.5倍も除去力があります。
②歯よりも軟らかくきめ細かな「Lime粒子(清掃剤)」を配合
高濃度に配合したLime粒子とブラッシングで、落としにくい着色汚れを除去します。
③タバコのヤニを溶解除去する「ポリエチレングリコール(PEG)400」配合。
④フッ素濃度1450ppm配合
高濃度フッ素で再石灰化を促進し、むし歯の発生と進行を予防します。
⑤知覚過敏を予防する「乳酸アルミニウム」配合
ホワイトニング時の知覚過敏症状の対策になります。
①着色汚れを分解して浮かして落とす、「弱アルカリ性」のペースト
歯の着色汚れは中性の歯磨きペーストよりも弱アルカリ性のペーストの方が1.5倍も除去力があります。
②歯よりも軟らかくきめ細かな「Lime粒子(清掃剤)」を配合
高濃度に配合したLime粒子とブラッシングで、落としにくい着色汚れを除去します。
③タバコのヤニを溶解除去する「ポリエチレングリコール(PEG)400」配合。
④フッ素濃度1450ppm配合
高濃度フッ素で再石灰化を促進し、むし歯の発生と進行を予防します。
⑤知覚過敏を予防する「乳酸アルミニウム」配合
ホワイトニング時の知覚過敏症状の対策になります。
2:ブリリアントモアW
次にご紹介するのは「ブリリアントモアW」です。従来の「ブリリアントモア」がリニューアルしてステイン除去力がUPしています。
①ステイン除去力UP
清掃助剤ピロリン酸ナトリウムとポリリン酸ナトリウムのダブル成分配合でステインを浮き上がらせる力がUP!ブラッシングで浮き上がったステインをすっきり落とします。
②口臭予防機能
LSS(ラウロイルサルコシンナトリウム)が、口臭原因菌を殺菌し、口臭の発生を防ぎます。
③フッ素濃度950ppm配合
むし歯の発生と進行を予防します。
①ステイン除去力UP
清掃助剤ピロリン酸ナトリウムとポリリン酸ナトリウムのダブル成分配合でステインを浮き上がらせる力がUP!ブラッシングで浮き上がったステインをすっきり落とします。
②口臭予防機能
LSS(ラウロイルサルコシンナトリウム)が、口臭原因菌を殺菌し、口臭の発生を防ぎます。
③フッ素濃度950ppm配合
むし歯の発生と進行を予防します。
3:コンクール クリーニングジェル(ソフト)
最後にご紹介するのは「コンクール クリーニングジェル(ソフト)」です。こちらは吸着効果によって汚れを落とす歯磨き剤です。ペーストではなくジェルタイプのホワイトニング用歯磨き粉で、べた付きは少ないです。研磨剤による歯面へのダメージを軽減し、やさしく着色を落としてくれます。毎日は使用せずに週に1~2回ほど、歯の着色が気になったときのスペシャルケアとしての使用がおすすめです。
①高機能シリカ配合
汚れを吸着して絡め取ります。
②サンゴパウダー配合
細かい粒子が細かい汚れを清掃します。
③ピロリン酸ナトリウム配合
着色が歯の表面から浮き上がりやすくなるため、着色の付着を防ぎます。
④ヒドロキシアパタイト配合
歯の表面の修復効果を手伝います。
①高機能シリカ配合
汚れを吸着して絡め取ります。
②サンゴパウダー配合
細かい粒子が細かい汚れを清掃します。
③ピロリン酸ナトリウム配合
着色が歯の表面から浮き上がりやすくなるため、着色の付着を防ぎます。
④ヒドロキシアパタイト配合
歯の表面の修復効果を手伝います。
4.着色汚れを効果的に落とす歯ブラシの選び方と歯磨き方法
ホワイトニング用歯磨き粉をより効果的に使用するには、歯ブラシの選び方や磨き方が重要です。こちらでは着色除去に効果的な歯ブラシの選び方と磨き方のポイントについてご紹介いたします。
1:着色除去に効果的な歯ブラシ
着色汚れを落とす際に効果的な歯ブラシの毛先は、横から見た時に毛先が細く尖ったもの(テーパード毛)ではなく平らなもの(ラウンド毛)を選びましょう。なぜなら、毛先の細い歯ブラシに比べて平らな歯ブラシは毛先が歯に当たる面積が広く、歯面に付着した汚れの除去率が高いからです。平らな歯ブラシを使ってホワイトニング用歯磨き粉を使用するとペーストが毛先全体で歯に当たるのでより効果的に着色を除去できます。
また、歯ブラシの硬さは「ふつう」をおすすめします。硬さが柔らかいと汚れは落ちにくく、逆に硬いと汚れは落ちますが、歯の表面のエナメル質や歯茎を傷付ける恐れがあります。
また、歯ブラシの硬さは「ふつう」をおすすめします。硬さが柔らかいと汚れは落ちにくく、逆に硬いと汚れは落ちますが、歯の表面のエナメル質や歯茎を傷付ける恐れがあります。
2:歯ブラシの当て方と動かし方
歯に付いた着色をしっかり除去するには歯ブラシの毛先を歯面に垂直に当てて、細かく動かすように磨くことがおすすめです。しかし磨く力が強すぎると歯ブラシの毛先が開いてしまい、逆に汚れは落ちにくくなります。また、歯や歯茎を傷付ける原因にもなるのでブラッシング圧には注意して磨きましょう。
着色を落としやすい歯ブラシは毛先が平らなものを紹介しましたが、歯周病予防としては歯周ポケットに入りやすい毛先の細い歯ブラシが効果的なので、一日の中で歯ブラシを使い分けるのもおすすめです。
着色を落としやすい歯ブラシは毛先が平らなものを紹介しましたが、歯周病予防としては歯周ポケットに入りやすい毛先の細い歯ブラシが効果的なので、一日の中で歯ブラシを使い分けるのもおすすめです。
3:効果的な歯磨きのポイント
ホワイトニング用歯磨き粉だけではなく、有効成分の入った歯磨き粉を使っての磨き方のポイントは以下の通りです。
①歯ブラシを水に濡らさない
②歯磨き粉を大量に付けて泡立てない
③歯ブラシに毛先1/3程度の量の歯磨き粉を付け、じっくり丁寧に磨く
④強く磨き過ぎない
⑤歯ブラシは細かく動かす
⑥歯磨き粉の有効成分が流れ落ちないように最後はゆすぎすぎない
ぜひ皆さんも参考にしてみてください。
①歯ブラシを水に濡らさない
②歯磨き粉を大量に付けて泡立てない
③歯ブラシに毛先1/3程度の量の歯磨き粉を付け、じっくり丁寧に磨く
④強く磨き過ぎない
⑤歯ブラシは細かく動かす
⑥歯磨き粉の有効成分が流れ落ちないように最後はゆすぎすぎない
ぜひ皆さんも参考にしてみてください。
5.まとめ
ホワイトニング用歯磨き粉は歯の表面の着色汚れにしか効果はありません。歯の表面の着色汚れなどによる外因性の歯の黄ばみか、加齢などによる内因性の歯の黄ばみかによってホワイトニング用歯磨き粉の必要性は変わってきます。歯科衛生士在籍の当店では、着色の原因を見極めることも可能です。歯の黄ばみに関してお悩みがございましたら、ホワイトニング専門店 Brilliantまでぜひご相談ください。